体育ローテーション | くすのき幼稚園

体育ローテーション

くすのき幼稚園

多様な遊具を並べて、毎日行なう、体育ローテーションの最大の目的は、とび箱や鉄棒が上手になることではありません。「運動感覚」を養いながら、一生の基盤となる「ちから」=強い身体、チャレンジ精神、頑張るちからを育てます。

「やってみたい!」「できるようになりたい!」「もっと動きたい」という子ども達がもつ人間の生まれながらの欲求を満たしながら、「運動感覚」を養いながら、一生の基盤となる「ちから」を育みます。

 

一生の基盤となる「ちから」は、経験と積み重ねを通じて養われます。また、何よりも子ども達自身が楽しく、興味関心をもって取り組むことが大切です。

楽しい遊具と子ども達に心地よい「リズム」と「テンポ」で毎日活動します。

 

未熟な子ども達をしっかりフォローしながら「誉めて」「認めて」「励まして」

  • 先生達が、跳び箱や鉄棒等の補助をして、頑張る子ども達を支えます。
  • 遊具には、ゴムチップマットやマットを整備しています。

 

朝一番、活発に体を動かすことで、身体と脳が目覚め、活動への集中力が高まります。

 

子ども達は共通のルールがあるから、より楽しい。自分も周りも大事にできる子ども達になってほしい

集団活動のルールの中で活動することは非常に大事です。「自分を大事に周りも大事に」「お互いがお互いを大事にする」という「思いやり」や「我慢する心」が養われます。

一輪車を通じて楽しくバランス感覚を養います。そして何より「頑張るちから」が身についてくことが重要です。

 

-子ども達への教育の思い-

-結果とチャレンジ- 

運動会の跳び箱について「昨年は10段を何人も跳んだのに、今年は跳べる子ども達が少なかったのですが」という疑問点、ご意見をいただきましたのでお答えしたいと思います。

結果ではなく、子ども達自身が、そこに至る過程、取り組んだ内容が重要としています。

今年は、子ども達には、ローテーション等で位置を変えた(ヨコをタテに)跳び箱を取り入れて、チャレンジしてもらいました。運動会では、子ども達には少し難しかったと思います。しかしながら、当園の教育方針は結果ではなく、子ども達が、そこにいたる過程、取り組んだ内容が重要であると考えております。「跳んでみたい」という、子ども達自身が目標を持ち、チャレンジする、頑張るということが重要としております。愛のムチといった無理やりでも飛ばすことが子ども達の成長に結果としてよい方向につながることもありますが、当学園では「子ども達自らが自分の意思、願望を持ち、それを実感することで感情が芽生えて、早い自立につながると考え、信じ、日々の教育に取り組んでおります。跳び箱も子ども達にとって自身の意思によって跳ぶことで学ぶことが多い大切なツールです。よって、子ども達が意欲や頑張る力を発揮できる環境を整備することが当園の使命であると考えております。

子ども達が自らの意思で失敗を恐れず、問題にトライすること 

子ども達が自らの意思で失敗を恐れず、問題にトライして、失敗や成功を自ら実感することが重要であると考えております。失敗(悔しさをバネにする)や成功(自分で頑張ったという達成感)を自ら実感してほしいのです。結果だけをみて、すべてを評価するということはこの幼児期には感じてほしくないのです。

当園の使命

子ども達が意欲や頑張る力を発揮できる環境を整備することが当園の使命であると考えております。跳ぶ前に、安全を確保して、跳ぶための技術、跳ぶことの楽しさ、自然に近い形で繰り返すということを体験から、子ども達に「わかってもらう」ことが重要としております。それは、跳ぶにあたってリズムやテンポであり、ほめて、認めて、励ましてであり、繰り返しやってみることであり、そうすることで跳んでみる力を発揮できる環境に努めております。跳んだ後も、結果がどんな形でも、「自らトライした、頑張ったこと」を私たちがしっかり認め、評価し、「頑張ることの重要性伝えること」が重要であると考えます。「跳びたくない」「こわい」というお友達がいれば、本人を責めるのではなく、「なぜ、跳びたくないのか」私たちはより、研究していかなければならないと考えております。

跳び箱に限らず、当園の教育活動すべてにおいての思いと願いです

これは、跳び箱に限らず、当園の教育活動すべてにおいての私たちの思いと願いです。当園の考えの中に「子ども達自らが自分の意思、願望を持ち、それを実感する」とありますが、当園の理念には、「子ども達は天才」とあります。「子どもだから」という先入観を持たず、幼児期の子ども達も大きな可能性を秘めているということを当園は信じております。

 

  • 毎月先生達が段階的にねらいをもって活動メニューを組みます。
  • 運動メニューは月毎に変わり、変化をつけることで、子ども達は楽しく活動します。
  • 目標を持つことで、子ども達のやる気やチャレンジ精神が高まります。
  • 子ども達が上手に出来ることを望まず、下手でも、自分でやった、頑張ったことを評価し誉めます。

 

4月(一例)  

年少さん

  • 功技台・・・バランスをとって登り降りをします。
  • ロイター板・・・ゴムを踏まない様にジャンプをします。
  • とび箱・・・上に乗り、ジャンプをします。
  • 平均台・・・下をくぐります。
  • はしご・・・一枠ずつグー跳びをします。
  • マット・・・表現運動をします。
  • ダッシュ・・・マットの上を思いっきり走ります。

年中さん

  • とび箱・・・1,3,4段のとび箱を跳び越すことを目的に取り組みます。
  • 鉄棒・・・前まわりをします。
  • マット・・・前転をします。回転して、手をつかずに起き上がれるようにします。
  • 砂場・・・走り幅跳びをします。
  • 手押し車・・・手押し車をし、真ん中で交代します。

年長さん

  • 跳び箱・・・3・4段を跳び越します。
  • のぼり棒・・・水色のところを目指して登ります。
  • 雲梯・・・真ん中まですすみます。
  • 鉄棒・・・逆上がりに取り組みます。
  • マット・・・前転で手をつかずに起き上がります。

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