園長挨拶

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城地学園 創設者 城地 善蔵
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園長 城地 汪洋子

「 たくましい脳と心を育てる 」 ことが、当園教育の最大課題です。
人間の大脳は 6歳までに 80%が完成します。
幼児期が 人格の形成に いかに大事かと言うことです。
そこで、くすのき幼稚園では 「 たくましい脳と心を育てる 」 ことこそ幼児教育の最大の使命であると考え、子ども達が 園生活を楽しみながらこの大目的を 達成するために、色々な活動を 進めています。
日課活動・体育ローテーション・語学教育は、そのための独自の活動です。
子ども達にとって、体験は 成長の母です。
そこで、くすのきでは 非常に多様な行事を展開します。
みんなで力を合わせて 行事を乗り切るたびに、子ども達はひとまわりずつ 大きく成長します。
集団生活を通して、社会人としての マナーや躾を 体で覚えこませていくことも 当園の教育の特色です。

当園の子ども達の未来像

お子様たちの将来は、否応なしに国際社会が巻き込んでいきます。
スポーツで鍛えた強い心身を持ち、国際語である英会話を身につけ、日本人の得意とする数に強い人間になれば、もう世界中どこへ行っても歓迎される日本人になります。
世界にはばたく日の、当園の子たちの将来像です。

脳を育てる

「脳を育てる」と申し上げても、この言葉だけでは、何のことかわかってはいただけないと思います。
「脳」は「体」よりも、早く成長します。
3歳児になると幼稚ですが、大人と同じほど 何でも出来るまでに成長するのです。
ですから、体の成長するのを待っていたのでは、遅いのです。
そして、その脳の成長は、感覚を刺激することによって、促進されるのです。
感覚と言いますのは、耳・目・鼻・口・皮膚の意味の五感だけではなく、指先や全身運動なども加えた広い意味での感覚です。脳の固まらないうちに、より適切な感覚刺激をより多く与えれば、「健康で 賢い子が育つ」という事です。

先ず健康

当園の掲げる教育で、最も力を入れているのは、強い体づくりです。
毎日朝一番に繰り返す 体育ローテーションは、その象徴です。
多様な全身運動を繰り返すことが脳を成長させる基本です。
ですが、どのようなお子様でも、幼児期なら強い子に体質を変えることも可能なのです。
ただ運動には個人差があります。
走るのは得意でも、鉄棒は苦手という子もいます。
この個人差をわきまえて、みんなを運動大好きにするために、当園では体育専門の先生を入れて、体育の強化に一層力を入れてきました。
それぞれの子なりの、得意なスポーツを身につけて欲しいのです。
健康は世界に羽ばたく子の第一条件ですから。

体感する教育

幼児期に、身につけなければならないのは、「おぼえたり」「記憶したり」「技能を身につけたり」することではありません。すべて自分でやってみて、体感して、血のかよったイメージとして体で覚える実感教育でなければなりません。
当園ではそれを「脳を育てる教育と」と言っております。
「教える教育」は、「おぼえる教育」ですから、左脳を優先的にします。
これは大人の仕方です。右脳はイメージ脳ともいわれ、創造の脳です。
21世紀は創造できる人間が求められると考えています。
ありがたいことに、幼児期は右脳を使って物事を覚えることがとても得意です。
この時期を逃すと、右脳的な発想はなかなか身につきにくくなるのです。

何でも自分で

靴を履くのも、制服の着脱も、自分の事は自分でさせることをお勧めしていますが、これは脳の刺激には、とても適した作業なのです。
「靴を履く」という、大人とっては、たいしたことでない作業でも、3〜4歳の子にとっては、なかなかの大仕事なのです。目と手と足と頭を同時に使わないと出来ない作業だからです。
幼児にとって、この難しい作業が自分で出来た時の喜びと感動は、とても大きいです。
人に言われてやった時と、自分の意思でやった時と脳への刺激は、10倍だと言われます。
勿論 どんなことも初めは、ぎこちなく幼稚で、とても時間がかかります。これを見守る大人に忍耐と愛情がないと、子どもの自主性は育ちません。
幼児には、やってあげることが母親の愛情だと勘違いしているお母様の子は、きまって子どもがなかなか自立できません。
だって、そうでしょう。子どもが自分で出来るチャンスをお母様が次々と奪っていくのですから、子どもが自立する経験の場がないのです。結局 何をするにもお母さんの顔色を見ないと出来ない子になり、全くやる気のない子になっていきます。

人生最初の集団生活

人生とは、人と人とのかかわり合いの中で、生きていくということです。
幼稚園は、集団教育ですから、人生の第一歩が幼稚園ということになります。
家でどんなにわがままな子でも、幼稚園では、そのわがままは通りません。
抜けがけや先まわりは許されません。順番を待つ中で、我慢の心や人への思いやりの心を身につけていくのです。
幼稚園生活で身につけた、「生きる知恵」は、その後やってくる 小・中・高・大の教育の基礎になりますので、とても重要です。

幼稚園は楽しい

幼稚園は楽しいと言うと、一般的に大人は、多くの友達と登園してから帰るまで、自由に遊べるから楽しい、と考えがちです。そして多くの幼稚園の子供たちは、そのようにして過ごしていきます。
ところが、くすのき幼稚園の子供どもたちが楽しいという場合ちょっと違います。
毎朝10時過ぎから行われる約1時間半の活動、体育ローテーション→朝礼→日課活動は、特別の行事がある以外は欠かすことがありません。
ですから、自由遊びも一つの活動と位置づけられていて、遊べない子にはちゃんと先生が、遊び方を教えてくれます。
朝の3つの活動で、子ども達は自分から遊ぶ基礎ができてきて、自由遊びの時間も積極的に遊ぶようになります。
きらきら瞳を輝かせて入園して3ヵ月もすると、もう、ぼけーっと立っている子はいなくなります。
みんな、自分の性に合った遊びを見つけて限られた時間を、目いっぱい遊びます。
勿論、4月に入った新入さんはなかなか思い通りにはいきませんので、本格的な活動は2ヶ月位たってからです。

日に日に自立していく子どもたち

幼稚園が始まって15〜16日間になると、3歳児さんでも、泣く子はほとんどいなくなります。
汽車ぽっぽで、トイレに行くのも、もうそろそろ終わります。
4月初めの戦争場のようだった姿を思うと今昔の感があります。
日に日に自立していく新入さんを見ていると子供たちの生命力のたくましさに驚きます。
そして、未来はこの子供たちが背負うのだ、と思うと、私どもの責任の重大さに、あらためて身の引き締まる思いがします。

先生との信頼関係が不可能を可能にする。

運動会や作品展や発表会などの行事を、毎日楽しい保育の中に折り込んで進めていくという教育は、なかなか大変な作業です。
2年ないし、3年先を見据えて、いま何をしなければならないかを判断して、毎日の保育を組み立てなければならないからです。
本番は、集団演技ですから、遅い子、早い子の差をどういうようにうめていくか、誉めて・認めて・励ましてここで担任の技量が問われるのです。
そして、子供たちが堂々と演技をやり終えた時、担任は初めてほっと胸をなでおろしながら、クラスの一人一人の子どもたちへの信頼感が一層強まる時なのです。
きっと、あの大観衆の見守る中で、演技をやり終えた時、「やれた!」「自分もやれるんだ」と言い知れない喜びと自信を持ったに違いありません。先生の笑顔が脳裏に浮かび、先生への信頼関係が、強まった時でもありました。
こうした、先生と子どもとの信頼関係が、不可能と思えることを可能にしていくのです。

自信を深めた毎日の活動

運動会や様々な行事で大きな拍手や励ましをもらって、自信を深めた子ども達は、毎日の活動が一層楽しくなってきます。子ども達のはりのある声が、園内に響きわたっています。年長さんも、年中さんもそして年少さんも一まわり大きくなったなあ、という感じがしてきます。毎日繰り返している園内活動の成果を、大好きなお母さんやお父さん達に見てもらうことは、子ども達の自信を深める意味で大きな意義があります。

成長する幼児期だからこそ多くの体験が必要

「長い一生を生きるのだから、せめて幼児期くらいのんびり遊ばせてやりたい」という思いは、どのお母さん、お父さんにもあると思います。
でも、日々子どもに接していると、その思いは大人の間違ったエゴであることが思い知らされます。
子ども達が本当に求めているのは、より成長できるように動くこと、行動すること、考えることです。
目標に向かって、何にでも挑戦したいという強烈な願望です。
毎日の体育ローテーションに、嬉嬉として取り組む子ども達の姿を見ていると子ども達の真の願いが何であるかがわかります。
気ままにやっているように見えますが、きちんとルールを守りながら、流れていく動きを見ているとみんなでやることの喜びと楽しさと体で感じ取っている姿がよくわかります。
多様な日々に体験の積み重ねが、あればこそ、それ程練習しなくても、運動会当日の本番であのように堂々とした演技をやり抜いてくれる子どもに成長していくのだと思います。
「もっと もっと多くの体験をさせてあげたい」これがくすのき幼稚園の願いです。

体育ローテーション

朝の自由あそびをしている子ども達は、音楽が鳴るとみんなでいろいろな遊具を並べて、体育ローテーションを始めます。天気のいい日は、4歳・5歳は園庭で、3歳はホールで行ないます。走る・とぶ・のぼる・バランスを取るなどの全身を使った動的な活動をしながら、ぐるぐる廻ります。
先生が、ああしなさい、こうしなさいと一切命令しません。音楽に従って動くのです。
跳び箱などは、高いのも低いのも並べてあります。どれを跳んでもよいのです。
上手、下手が問題ではなくて、自分の意思でやることが大事なのです。
ただ、決められたルールはきっちりと守らなければなりません。順番を先取りしてはいけません。
跳び箱などを跳ぶ時は、ハイと手を挙げて合図をしてからスタートします。
これを毎日繰り返しているうちに、集団活動のルールを体で覚えていきます。
こうした多様な活動が脳を刺激し、「運動感」として定着していきます。
一生「運動大好き」という人間に育っていきますし、きっちりと規律を守れる人間になっていきます。

朝礼

くもの子を散らしたように、園庭いっぱいに運動していた子ども達が、朝礼の音楽が鳴ると、一斉に、まるで海の潮が引くようにサーっと朝礼体勢をつくる姿はまことに壮観です。
毎日見ていても感動します。全員揃って、朝のお話を聞きます。
きっちりと並んで静かにお話を聞く姿も、また、感動する姿です。
3歳はまだ、ごたごたしますが、お兄ちゃんお姉ちゃん達を見習って、だんだん出来るようになっていきます。
当園の教育は、「教える教育」ではありません。すべて「体でおぼえる教育」なのです。

日課活動

朝礼が終わると、音楽に合わせてワンツーワンツーと行進をして、各部屋に入ります。
素早く手洗いウガイをして、自分の席につきます。先生の張り切った声で出席がとられます。
小さい子は、自分の名前が呼ばれると、右手をピンと挙げて、「ハイ」と大きな声で返事します。
大きな子は、座席順に「○○ ○○です」と大きな声で自分の名前を言います。
日課活動は、体育ローテーションや朝礼の動的活動に対して、席について学習する静的な活動です。
30分位の間に20ヶ位の活動が、リズムに乗って進められます。
当園は、ことば・文字・かず・音楽を重視していますので、フラッシュカードや、百玉そろばん、ピアノなどを使って進められます。
当園は幼稚園ですから、文字を教えようとは考えていません。文字遊びで脳を刺激して「文字感」を身につけようと努力しています。
数字や数学を教えるのではなくて、かず遊びで脳を刺激して「数感」を身につけさせるのです。
音楽も、上手に歌えることを求めるのではなく、音楽遊びで脳を刺激して「音感」を身につければ、一生音楽好きになるのです。

言語活動

さて、私共が取り組んでいる日々の活動の中で、特に重要視しているものに、言語活動があります。その言語活動の中心が、日課活動です。日課活動はことばに親しみ、興味や関心を高め、言語感覚を育てる右脳的な活動です。
リズム、テンポにのって、楽しく遊び感覚で、活動に熱中します。
この言語活動を中心とする日課活動は、子ども達の持つ、知的好奇心を満たすのに、とてもよい機会となっています。

英語活動

当園の英語活動は、この言語活動の一つとして、日々の活動の中に取り入れています。
英語の意味を理解させたり、覚えさせたりするのではなく、リズム、テンポにのって、楽しく遊びながら、日本語以外の言語脳を養うのがねらいです。
正課英語は、1クラス10分ですが、この10分間 音楽・カード・絵本など、子ども達が興味のあるものを使って、楽しくテンポよく進めていきます。
もちろん内容はその年齢にあったもの、身近に感じられるものを中心としています。
子ども達にとって、日常あまり聞くことのない、珍しくてとてもおもしろい英語は、遊び大好きな子ども達にとっては、たいへん刺激的なものなのです。
楽しいから熱中し、そのことで言語の感覚は自然に発達していきます。
特に、聞く力が発達し、こども達は素直にどんどん耳から吸収していきます。

子どもに「書きたいな」と思わせる

当園は、「ことば」を、とても大切にしています。
「ことば」は「心の表現」だと考えるからです。自分の思いをさらに、人に伝えるには言葉にしなければなりません。
時間や空間を越えて、「自分の思い」伝えようとすると、「文字」という手段を使わなければなりません。
ですから、当園の教育では、「文字」の習得に力を入れているのです。
と申しましても、幼児期の文字の習得は、小学校のように、「教えて覚えさせよう」とすると失敗します。
文字ぎらいになりかねません。
そうではなくて、幼児には「文字を書きたいな」と思わせる、チャンスを与えてあげると、見よう見まねで、いつの間にか文字が読めるようになり、文字が書けるようになっていく、という特徴があります。
その意味で、親や先生が、読んだり、書いたりする姿を見せることが、幼児に「読み書き能力」を身につける原点になります。

幼稚園のマラソン大会

脳を育てるには、体、心、知能のいずれかにも片寄らない、総合的な取り組みが必要になります。
しかし、その中でも当園が特に力を入れているのは体力づくりです。体力をつけてこそ、知能も、心も、より健全に育つと考えるからです。毎日欠かすことのなく、朝一番に体育ローテーションを行なっているのは、体育こそ「脳を育てる基礎」だと考えていることのあらわれです。
秋の運動会では、日頃の保育の成果を見て頂きました。
そして体力もついてきた頃を選んで、みんなで長い距離を走るところをみていただき、子ども自身、自分の力を試すのがマラソン大会です。
余程の何かがない限り、ほとんど全員が完走してくれます。

徐々に距離を延ばす

くすのきの子は毎日走っていますから走ることには慣れています。
勿論速い、遅いはあります。自分のペースで、自分の意志で走ることが大事だと教えられています。
それにしても、3歳からの幼児ですから、長い距離を走るには、周到な準備が必要です。
一気に長く走ることはしません。毎日、少しずつ距離を延ばしていきます。
最初は、特に3歳の年少さんでは、泣く子もいますが2〜3回慣れるにつれて、泣く子はいなくなり、それぞれのペースで完走してくれるようになってきます。
勿論、先生達の励ましの言葉に励まされ、大会当日は、年長さんは約2㎞、年少さんでも500m位を完走してくれます。

世界に羽ばたく子にするために

日本人の大きな特色は、「数」に強いことです。
世界で勝負するには、自分達の特徴を武器にして戦わなければなりません。
「理数系に強い子を育てたい」これも創設者の願いです。
当園は、「数の感覚」を養うために「数」遊びをたくさん折り込んでいます。
小学生まで続けられる、フレイア教室もあります。遊びながら、数感覚も身につけて勉強大好きな子が育ちます。

笑顔が最高の栄養

1才・2才位までは、どのお母さんもお子さんに優しく接します。ところが、3才・4才となるにつれて、だんだん こわいお母さんに変身していきがちです。
脳の観点からすれば、3才・4才と言えば、何でも自分で出来る年代になってきてはいますが、しかし心は、まだ幼稚です。お母さんの愛の手の中で育ち、いやされていく年代です。
だからお母さんの言うことは、絶対で絶大です。お母さんが笑顔で接するかどうかは「子どもが優しく育つかどうか」の決め手になる。といっても過言ではありません。
つぶやき集にこんなのがあります。忙しく、いらいらしていた時、
子「お母さん」 母「何!」(少し怒り口調で)
子「こわくなっちゃうから、もっとやさしく言って、僕何も言いたくない」
母「なあに」 子「あのね・・・」と話してくれました。
優しい返事の大切さを反省しました。

笑顔が必要な時期

年の瀬が近づき、何かと気ぜわしい季節になってくると、普段は笑顔で接しているお母さんでも、ついせわしさにかまけて、子どもがもたもたしていると、「早く」「早く」を連発して、こわい顔になりがちです。
以前のつぶやき集の中に、こんな作品があります。仕事で遅く帰ってきた夜、
子「お母さん!笑ってよ」 母「・・・」 子「こうやって笑うんだよ」
目がなくなるくらいの笑みをやってみせました。そう、しばらく笑うのを忘れていたのかも知れません。
「早く、早く」と、子どもを追い立て、気持ちに余裕が持てずにいました。
3歳の娘が、敏感に悟っていたのですね。
母「ごめんね・・・」

子ども達に教育が必要なわけ

人間の子どもは、未熟で生まれてくるからこそ、教育が必要なのです。
保護者からの愛情をこめた働きかけや、適切な外界からの教育的刺激が与えられると、子どもの人生は大きく開けてくるのです。
物の豊かさを与えることが、子ども達を成長させるよい環境ではありません。
むしろこの恵まれた環境が、子ども達を駄目にしてさえいます。
すぐれた人間として成長していく為には、努力する心、がまんする心が不可欠なのです。
ところが、豊かな社会では、努力やがまんを身につける場がありません。
どうしても、保護者や教師が、意識して努力を身につける場や、がまんを体験する機会を作ってあげないと、努力やがまんが身についてこないのです。

適切な教育とは

教育が必要と言われると、お母さん達はすぐに何か子どもにしてあげることはないか、考えがちです。
しかし、それは間違いです。
ありふれた、日々の生活の中で、自分で出来ることは自分でする。という場を作ってあげることが、最も子ども達に適した教育なのです。
靴は自分ではく、ぬいだらそろえておく、服は自分できる、ぬいだらたたんでお片づけをする。
食べる前に「いただきます」を言う、ごはんはお箸で食べる、終わったらお茶碗を片づける。
おやつは、おやつの時間までがまんする。朝はおはようございますと挨拶してお休みの時間になったら自分でパジャマに着替えて、おやすみをする。
これらは毎日繰り返す日常生活ですが、これらをお母さんに言われてやるのではなくて、自分で考え自分で判断して出来るようになることが幼児教育の原点なのです。
友達を求めて、外に出るようになれば、順番を守る、友だちに話かける友だちの意見を聞く、などや、苦い失敗を重ねながら自分の体で社会性が身につき、思いやりの心が育っていくのです。

子ども達が自信を持ったおひなまつり発表会

おひなまつり発表会では、たくさんの声援をいただきます。
「お父さん、お母さんにたくさん誉めてもらったよ。」と嬉しそうに報告してくれる子ども達の姿には、「失敗はあっても、頑張ってきた姿を誉めてあげて下さい。」という、私たちの願いを汲んで下さったのだなあと嬉しく思います。
まだまだ経験の少ない子ども達にとって、自分なりに精一杯やったつもりでも、実は不安が一杯あります。
でも、お父さん、お母さんに頑張ったこと、精一杯やったこと認め、誉めてもらう事で、子ども達は「自分の頑張ってきたことは、大事なことなんだ」と自信を持ち、次も一生懸命やっていこうと、意欲を持てるようになるのです。

おひなまつり発表会において

年少児さんの合わせるちから

たくさんのお友達と一緒に、声をそろえ、音をそろえ、リズムをそろえて取り組んでいる年少さんの姿をご覧いただけることと思います。入園したばかりの頃は、自分のことだけで精一杯だったのに、いつの間にか周りと合わせるということが出来るようになります。
2人より3人と、そして10人よりも20人と合わせるということは、とても難しい能力です。
耳や目などの五感をしっかり使って、周りの状況を受け入れながら、自分の力を合わせていくという、色々なことを同時に行なわなくてはならないからです。脳は五感を同時に使っている時にとても活性化します。
毎日の日課活動や、ローテーション等の、たくさんのお友達と声やリズムを合わせる活動の中で、子ども達の五感はフル活動し、たくさんの情報を受け入れていくことが出来るようになります。
こうして育ったちからがあるからこそ、大きな舞台でも協調性を持って取り組むことが出来るのです。

年中児さんの何事にも意欲を持って取り組む姿

毎日の日課の中で、ある目標に向かって意欲的、積極的に取り組むことを繰り返し行ってきた子ども達は色々なことに前向きに取り組むことが出来ます。
年中児さんの頃は特に運動機能も発達してきて、複雑なリズムや動きにも軽快に体を動かすことが出来るようになります。子ども達は真似をして多くを学びますが、それにはまず自分で自分の身体をしっかり動かせる運動能力が必要です。そしてそうなることは子ども達にはとても嬉しいことなのです。
日々の活動の中で、そのちからがしっかり育ち、常に意欲を持って取り組むちからがあるからこそ、はつらつと楽しそうな姿を表現できるのです。

年長児さんの個々の役割を果たす姿

周りとの協調性を保ちながら、その中で自分の役割を果たすことができるのが、年長児さんです。
色々なパートのある合奏や、レコード劇の中で、自分の役割を果たし、一つのものを作り上げ、そしてそれを認めてもらった子ども達は、一層の自信を持つようです。
個性を備え、たくさんの人に尊敬される為には、まず周りとの協調性を保ちながらその中で自分のちからを存分に発揮できるちからが必要です。
大きな舞台で、堂々と発表する子ども達の姿に、そのちからが備わりつつあることを見るたびに、嬉しく、頼もしく思う発表会です。